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薬剤師になるためには、薬剤師国家試験に合格する必要があります。
ただ、薬剤師国家試験は他の医療系の国家試験と比べると合格率は低いです。
2022年に行われた第107回薬剤師国家試験の合格率は68.02%です。
2023年の第108回薬剤師国家試験の合格率も69.00%と7割以下の合格率となっています。
医師国家試験や看護師国家試験と比較すると合格率が低いため、薬剤師国家試験は難しいと一般的に言われます。
合格率が低くなっているのにも理由があるため、現役の薬剤師目線で考えてみました。
薬剤師国家試験の合格率はなぜ低いのか?
2022年に行われた第107回薬剤師国家試験の合格率は69.00%であり、数字だけ見ると低いです。
ただし、新卒(薬学部6年生で受験)に限って見てみると合格率は84.86%です。
合格率84.86%ということは、新卒で受験している方100人のうち約85人は合格していることになります。
100人中85人が合格と聞くと、合格できそうな気がしますよね。
一方で、既卒の合格率は44.05%です。
新卒の合格率は高いのですが、既卒なども含めると合格率が低くなります!
試験の合格率は全体の人数に対する合格者の割合で見るため、薬剤師国家試験の合格率が低いのは既卒の合格率が影響しています。
薬剤師国家試験の合格率が低いと合格しにくいのか?
繰り返しにはなりますが、第108回薬剤師国家試験の合格率は69.00%であり、合格率だけ見ると実際に合格できるのか心配になりますよね。
全体の合格率は低いですが、新卒の合格率だけを見ると84.86%です。
第107回の新卒合格率は85.24%であり、第106回では85.55%です。
新卒の合格率は、2016年以降 毎年80%を超えています!
薬剤師国家試験を新卒で受験する方の80%以上は合格となるため、統計でも新卒時は合格しやすいことがわかっています。
薬剤師国家試験に合格するにはどうする?
この記事を読んでいる方の中には、これから薬学部を目指す方や薬学部に在学中の方もいると思います。
薬剤師国家試験の全体の合格率は確かに高くないですが、注目して欲しいのは新卒の国家試験合格率です。
新卒の国家試験合格率が80%を超えていることから、最も合格する可能性が高いのは新卒時となります!
6年生になると予備校の模擬試験をいくつも受けることになり、大半の方は合格点を超えることができないため、不安になることも多いと思います!
ただ、6年生の時に受ける模擬試験で合格点を超える人は80%もいませんが、本番の国家試験では80%以上の人が合格します。
模擬試験では合格点以上の点数を取ったことはないけど、本番の国家試験では合格点以上の点数が取れたという人はかなり多いので、最後まで諦めずに努力を続けることが大事です。
新卒時に受ける国家試験が最も合格に近いため、大学受験の時を超える勢いで努力することが合格の近道になると思います。
まとめ
今回は、薬剤師国家試験の合格率が低い理由や合格するために必要なことについて現役の薬剤師目線でまとめました。
薬剤師国家試験全体の合格率は、世間で言われている通り低いですが、新卒の合格率は80%を超えています!
新卒時に受ける国家試験がかなり大事になるため、模擬試験で思うような結果が出なくても、本番までは地道に努力を続けることが大切です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。